2010年01月31日

フエの冬:秘密兵器の初陣

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「東南アジア=熱帯」と思っていた昨年の私はフエの冷え込みにガタガタ震えていました。

雨がちで湿度が高いため、体温が奪われやすいのでしょう。

それなのに暖房器具がないので、とにかく寒かった!というのがフエの冬の印象でした。



日本にいるときは毎年「コタツムリ」に変身してヌクヌクと暮らしていたのですが、

コタツ不毛地帯であるこのフエ市では、当然変身できません。

そこで、毛布を2枚かりてグルグル巻きになる「ミノムシ」スタイルで何とか乗り切りました。



この「ミノムシ」スタイル。確かにあったかいのですが、マイナス面も多いです。

まず手が自由に動かせないので、本やカップが非常に持ちにくいです。

そして、転がり方に失敗するとベッドから「ボテっ」と落ちて、腰や臀部を痛打。

更に、雨の日が続くと毛布がしっとりしてて、その気持ち悪さにゲンナリしてしまいます。



東京の冬と違い肌は乾燥しなくて嬉しいけど、毛布にモイスチャーは要らないのです。

内陸国モンゴルの冬は温水暖房完備ゆえに「乾燥」対策が必須でしたが、

フエでは逆に「湿気過多」への対応が必要になってきます。









しかし、今年はもうフエ2年目。同じ轍は踏みません。

実は、一時帰国の際にある秘密兵器を買って、持ち込んでいるのです。



それはパナソニックの「FD-F06J6」。重さ2.5キロのハンディータイプ。

小物衣類乾燥モードだってついている「ふとん乾燥機」様です♪



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こいつを猛暑の続く7月の新潟で買っておくとは、我ながら何と「計画的」なんでしょう。

消費者金融連絡会あたりから表彰されてもいいぐらいです。



もちろん、電圧が違うので現地で変圧器(220V→110V)も手に入れました。

常識です。海外生活も長いですし、そんな初歩的なポカはしないのです。

(モンゴルに持ち込んだハンディープリンターを壊したことなど、、、1回しかありません)



もし間違ったものを購入してショートさせたら、修理は難しいでしょう。

なので電器関係に詳しいマイミクさんについてきてもらうほどに慎重を期しました。



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さらに取り扱い説明書も2回熟読し、もろもろ配線をほどこし指差し確認。

準備万端、これで勝つる! いざスウィッチオン!





「…ふぉぉぉぉー」



電気屋の父曰く、「ふとん乾燥機は原理的にドライヤーと同じ」という話ですが、

とにかく乾燥機から熱風が噴出し、付属のビニールマットがモコモコと膨らみます。

ふとんを温め湿気を飛ばし、ついでに部屋の温度も1,2℃ぐらい上がるのでは?

まさに一石三鳥です♪



膨らんだ温かマットをツンツンつついていると、頬がゆるんできます。

「よしっ、これでミノムシ生活ともおサラバ! ぽかぽかライフの再来だ!」



きっと頭の中では

ミノムシが羽化して蝶となり、春の陽気を浴びてヒラヒラと舞っています。







……しばらく幸せな気持ちに包まれていた私だったのですが、

少々浮かれすぎた罰でしょうか、何故か段々と気分が悪くなってきました。



(、、、んー、何か気持ち悪い、頭も痛いかも、、、)





こめかみを押さえながら一旦ベランダに出て、冷たい風にあたってみます。

徐々に身体が冷えてきましたが、頭は段々すっきりとしてきました。

部屋の中に戻ってくると、気分が悪くなった理由が一瞬で分かりました。



なんか臭いんです、この部屋。

どうやら幸せな気持ちじゃなくて、明らかな異臭に囲まれていたようです。



調べてみると、こっちで買った変圧器の調子が悪く(もしくはそうゆう仕様なのか?)、

長時間使っていると、中のハンダだかプラスチックが溶けて刺激臭を放つようです。



理科実験よろしく匂いを確認してみると、20秒に1回ぐらい、ヒドイ目に遭います。





部屋の温度が上げられると期待していたのに、むしろ換気しないと部屋にいられないとは、、、


入り口のドアを両手で左右に開閉し、空気を入れ替えていると、悲しくなってきます。

さっきまであんなに温かかった寝具も、ヒンヤリ、むしろシットリとしています。





その夜、

決別したはずのミノムシになりながら、枕を濡らしたのは言うまでもありません。



うおー 返品してやるー! うがー ゴロン、ボテっ(痛
posted by サンボン at 23:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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