2007年05月02日

木陰で休みにくくなりました

日本語学習者にとって漢字学習は大きな障害です。

私たち日本人は漢字を覚えるのに
どれだけの時間を費やしたのでしょうか。

小学校でも約1000字を教えられます。
あまり覚えてませんが国語の先生は様々な工夫していたはず

私も教えるときになるべく覚えやすいように、
絵を描いたり、部首同士の意味から物語を考えたりしていました。

例えば
「旅」という漢字は旗の場所へ人々が連れ立って行くようす。
「休」という漢字は木陰で人がやすんでいるようす…

これらの説明の多くは漢の時代の許シンが書いた
「説文解字」という漢字学の本によっています。

漢の時代の資料とはいえ、漢字の誕生から千年以上経っています。
許シンが見ることができた古代文字には限りがありました。

最近では、殷周革命のおり、埋められた甲骨文字の資料が出土され
この説明本にはやむを得ない誤解が含まれていたことが分かっています。

例えば、「休」の右側は「木」ですが、本来は「禾」だったそうです。
「禾」は「和、歴、暦」と同じく、軍門をあらわすものです。

軍門に人が在る形なので、「休戦」の状態を表す。
そこから「休む」という意味になったのです。

のほほんと木陰で休んでいたのに、急に殺伐とした雰囲気になってきました。
教えるときは学習者がイメージしやすいほうを選びますけどね。



参考:成り立ちで知る漢字のおもしろ世界(動物植物編)伊東信夫 著

posted by サンボン at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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